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よびかけ [やまとうた]


ざわざざざ
木の葉の音にいざなわれ
窓辺に寄りて空を確かむ


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今日は一日中曇りだったので
お月さまは無理だなとすっかり諦めていました。

日が暮れてからしーんとした中でお夕飯の支度をしていると
外からざわざわともざぁざぁともつかない音が聞こえてきます。
雨かと思い窓辺に駆け寄ると
森の木々が大きく揺れて音をたてていたのでした。

これがあまりにも雨の音に似ているので
今度こそ降ってきたかと
何度もハッとしては台所と窓との間を往復しました。

でも、そのおかげで少しの間だけ見ることが出来たのです
流れる雲の間から顔を出していた明るいお月様を。
全く予期していなかっただけに喜びは倍に…


食後はみんなでお団子を丸め
みたらしのたれを作って
出来たてを美味しくいただきました。

すっかり姿を隠してしまったお月様用に
窓辺にもいくつかお供えして…


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ちいさなわたしの読書体験 [本]


福音館書店Web Siteのコンテンツ”ふくふく本棚”で
今月の新刊エッセイを読みました。

「コーナーキックを蹴る」
http://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=73

寄稿者は小沢健二さん。
今まで彼のミュージシャンの顔しか知らなかった私は
同姓同名の別人かと思って読み始めましたが、やはりあの小沢さんでした。(笑)
以下、少しだけエッセイの本文から転載します。

『まだ文を読まない年齢の子どもから見て、世の中はどんな風だろうと、大人は誰しも思う。
子供は、大人の聞く音楽を聞いている。あるいは、大人の見るテレビを見ている。
つまり、絵や音は、子どもたちに向かって開いている。
しかし、文字というやつは、子どもたちに向かって閉じている。
だから大人の本は、子どもたちに向かって閉じられている。
それどころか、子ども向けの本さえ、実は子どもたちに向かって閉じられている。
そのために子どもは、「これ、読んで!」と、閉じられた本の鍵を大人に開けてもらう必要があるのだ。』

♫*:..。♡*゚¨゚゚・ ♫*:..。♡*゚¨゚゚・ ♫*:..。♡*゚¨゚゚・ ♫*:..。♡*゚¨゚゚・ ♫*:..。♡*゚¨゚゚・

覚えていないだけかもしれませんが
私は親に読み聞かせをしてもらった記憶がありません。
その反面、保育園では沢山絵本も本も紙芝居も読んでもらったので
その記憶はとても鮮明に残っています。
本の細かい内容はまでは覚えていなくても
紙芝居や本を読んでもらった部屋の匂い
光の加減、自分や周りの園児たちの様子
そして、お気に入りの物語を読んでもらった時に感じた気持だけは
今でもハッキリと思い出せるのです。

沢山読んでもらった本の中で特に好きだったのは
松谷みよ子さんの「ちいさいモモちゃん」のシリーズでした。
先生の語りに想いがこもっていたのでしょうね
モモちゃんの日常がちいさな私の心にはとても魅力的に映りました。

それに、絵本ではなく文字が読める子供用の本だったので
先生が読み聞かせてくれなければ
4~5歳でモモちゃんの物語に出会うことはなかったでしょう。

あの頃読んでもらった本の中には沢山のお気に入りがあり
大人になってからかなりの時間が経過した今の私にとっても
その価値は全く変わりません。
お話に夢中になって耳を傾けていた当時の自分に思いを馳せると
今でも楽しい気持になるのです。
よくぞ素敵なお話を選んで読み聞かせて下さったと
先生に感謝の気持が湧いて来ます。

抜粋しなかったエッセイの続きの部分には
『子供の本の読者は大人です』と書いてあったのですが
本当にその通りだと思いました。
子供の周りにいる大人がどんな本を選び
それらをどう感じ、どのように分かち合うかによって
子供達の読書体験は大きく変わっていくということが
自分の体験を通して理解できるからです。

小沢さんの視点に触れたことによって書きたくなった読書体験については
まだ書きたいことがあるので続きはまたいつかと思っています。

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ある朝 [雑感]


夢の欠片は突然
その存在をアピールしはじめた。

いつものように一日を始め、一段落ついた頃
それは何の脈絡もなくぽっかりと心に浮かんできて
次第に夢全体の輪郭を形作っていった。
とても不思議な感じがした。

起きた直後に覚えていた夢は
時間経過と共に内容がぼやけてゆき
終いには本当に見ていたのかさえ怪しく思えてくる。
まるで誰かに記憶を消されたかのように
何の痕跡も残さずあっさりと消えてしまうからだ。

ところが今回のように無に見えていたところから
クッキリと浮かび上がる夢もあるのだから面白い。

私にとって夢は謎に満ちている。
そしてその正体はいつまでたっても掴めそうもないと感じている。


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わたしの季節感 [ひとりごと]


久しぶりにお味噌汁を作ろうかな?と思ったら
それは”そろそろ秋ですよ”のサイン。

けんちん汁が…と思ったなら
秋が深まったしるしです。

猫さんが膝に乗ってきたり
お腹の上で眠るようになったら晩秋。

私の肩にひょいっと飛び乗り
首の後ろでゆったりと寛ぐようになったら…
寒くて暖かい冬の到来です。


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季節の揺らぎ [雑感]

蝉の声は突如として消え
かすかに聞こえた秋の虫の音
妙な静けさに包まれた朝だった

ゆうらゆうらと揺れながら
木々はサラサラ音をたて
耳に心地よい朝だった

青空をなでる涼やかな風
完璧な秋の朝だった

熱風から解放され
ほっとしたはずなのに何故か釈然としない
あまりにその変化が唐突すぎるからなのか
私が寝ている間に”季節の境目”が
勝手に決められてしまった気がするからなのか

戸惑いを感じながら一日をはじめ
ふと気づくと夏が巻き返しをはじめていた
蝉の声がどんどん大きくなっていく

空は曇ってしまったのに
空気はひんやりとしているのに
”音”だけがすっかり夏に戻ってしまった


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ご無沙汰しております [わたしのこと]


今回もまた長い長いお休みでした。

だいたいそういう時は自分の内側に意識が向いているか
日常生活が物理的に忙しくて余裕がないかのどちらかなのですが
ここ二年位はその両方でした。

愛犬を失ってから私をとりまく環境は大きく変化し
否応なしに自分も変化せざるを得ませんでした。
自分自身とじっくり向き合う機会が与えられたのです。

自分との対話は時にとても苦しく
後悔の念に苛まれたり
過去を懐かしく思うあまり今がおろそかになったり
低空飛行な日々が長いこと続きましたが
無理して上昇しようとしても気持がついていかないと分かっていたので
そのままの気持を大切に暮らしていました。

ただただ意識を自分の内側へも外側へも広げ
そこに触れてくるものを感じてみる。
そして受け取った感覚・想い・イメージなどをノートに記録していく…

そうしているうちに自然と高度は上がっていき
『人はいつまでも同じところに留まっていることはできないのだな』
と思ったのでした。

”どんな出来事もいつかは過ぎ去る”
かつてそのような言葉と出逢ったことがありましたが
確かにその通りだと経験を通して理解した瞬間でした。

日常生活が物理的に忙しかったのは
英語のお教室に通い始めたからです。

次の授業までにやるべきことが沢山ありますし
宿題・復習・自主トレを真剣にやろうと思ったら時間はいくらあっても足りません。
良い意味での緊張感が私の生活に刺激を与え続けてくれました。
お陰様で良い先生、意識の高い仲間に巡り合えたので
せっかくの機会を生かそうと今も楽しく学ばせて頂いています。

そのような暮らしを続ける中
何かを自分から発信したいという気持になることは
もうないのではないかと思い始めていましたが
そんなことはありませんでした。

表現したいという気持が自然と戻ってきてくれたことが
今はただ嬉しくてたまりません。
日々の暮らしの中で感じることや私の内側から生まれることばなどを
またここに綴っていきたいと思っています。

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選挙に行く事を迷っている方へ [心に響いた言葉]


今の政治には満足していない
けれども誰も託したいと思える人が居ないから選挙には行かない。
行ったとしても、この中でマシな人は一体誰なのだろう?
という投票の仕方しか出来ないから、選挙に行く意義が感じられない。

そう思っていらっしゃる方のお気持、すごくよく分かります。
私も今週の月曜日までそう思っていました。

もしもそんな想いを抱いているなら、是非この動画を見てみて下さい。
あなたの気持が変わるかもしれません。


三宅洋平選挙フェス 高円寺北口
https://youtu.be/4hnCHVuzVFI

JR町田駅前
https://youtu.be/BRcUwLwoOVw

新宿駅
https://youtu.be/55kswmH-d0w


これからの世の中がどうあって欲しいか考えた時
どの候補者が自分と同じ方向を目指しているのだろうか?
どの党が何を推し進めようとしているのだろう?と
しっかり見極め投票する必要がありますよね。

この選挙はとても重要な選挙です。
その理由も演説の中で説明されています。
どうか放棄しないで下さい。
よく考えてあなたの大切な一票を使って下さい。

どの演説も難しいと思われている政治の話をとても分かりやすく説明しています。
納得して大切な一票を投じるための参考になれば幸いです。



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It's not so bad. [わたしのこと]


長い年月
共に歩いてくれたお散歩仲間がいなくなり
今年は初めての独りお花見散歩をしている。

この季節の彼女との思い出は多すぎて
どんなに寂しい春になることだろうと恐れていたが
不思議と哀しい気持にはならなかった。

歩いていて思い出すのは
桜の撮影に辛抱強く付き合ってくれた優しさや
楽しげにテケテケテケと歩く姿

時々ふっと
少し前を歩く姿を観じてしまうこともある。
そんな時はきっと
彼女が一緒に歩いているのではないかと思っている。

Tumblr
http://tukinosizuku.tumblr.com/post/115667943499/today-is-her-13th-birthday-if-she-stay-alive

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止むにやまれぬ思い [日々の愉しみ]


カメラは出来るだけ持ち歩くようにしているのに
どういう訳かここぞという時に手元に無い。
今日はさすがに出番は無いだろうと油断した時に限って
ハッ!とさせられる瞬間に出くわすのだ。

半月ほど前、車のフロントガラスを通して
マゼンダ色の美しい夕陽と対面した。
それはまるでアフリカの落陽のような大きな丸い光で
目の前が急に拓けたと思ったら
突如その美しい光景が姿を顕したのだった。
それなのに・・・
例の如くカメラは持っていなかった。

つい先日、ちょっと本を返しに行っただけのまさかの場所
図書館でも同じようなことがあった。

入口正面の柵に二羽のカラスが仲良く肩を並べ
楽しげにこちらを見ている様子が目に留まり
一瞬で心を掴まれてしまったのだ。

二羽の親密さを感じさせる様子や表情がとにかく可愛い。
強い雨が降っていたにも関わらず
そんなことはまるで気にしないといった様子で
あふれんばかりの好奇心が
ビーズのような黒い瞳に映し出されていた。
そして、こちらを見つめるまなざしは友好的に見えた。

カラスを見てかっこいいと思ったことはあっても
可愛いと感じたのは初めてのことで
仕方なく7年もののガラパゴスさんを構えてみるも
小さすぎて何が何やらサッパリ分からない。
黒い点2つとまではいかないが
表情を捉えるのはとても無理だった。
長い間カメラ機能を使っていなかった為
ズームの仕方も分からなくなっている始末・・・

そうこうしているうちに背後の扉が開き
どやどやと人が通り過ぎた。
・・・と その途端
一羽がぱっと飛び発ってしまったのだ!

あああぁぁ・・・なんてことだ!
あんなに残しておきたいと願った場面は
ここ最近無かったというのに・・・
この時ほどカメラを持って出なかった事を
悔やんだ事はなかった。

どうにも収まらない気持のまま
何とかあの場面を留めておけないだろうかと考え
苦肉の策として絵で残すことにした。
私は本当は絵を描くことが苦手だ。
それでも描かずにはいられなかった。

結局、あんなにも私の心を惹きつけたもの
~彼等の瞳に映った楽しげな光や身に纏っていた雰囲気~は
全く再現できなかったが
私に紙とえんぴつを持たせたエナジーは
とても心地のよいものだった。
それはきっと絵の中にも宿っているのではないかと感じている。


an impressive scene5.jpg


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きりこについて [本]


きりこは、ぶすである。

 ~きりこについて / 西加奈子著~

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

この本の書き出しは衝撃的だった。
それからその後しばらく続くきりこの容姿の描写
きりこのことを初めて見た大人達の驚きと心の中の声
そして、この気持を悟られてはいけないと取り繕い
心と裏腹な言葉を発して
自分の子供の心を混乱させてしまう姿・・・

どれもあけすけに書かれていてビックリしてしまう。
私達の身の回りでも起こっている出来事、
だけど皆が必死に隠そうとしていることが
遠慮なく書かれているのだ。

はじめは胸が痛くなってしまった。
~それは自分の中にも人を外見で見ているところが
確かにあると自覚させられる痛みでもあった~

けれども、これまで生きて来た中で
何かが違うのでは?と小さな違和感を抱きつつ
深く追求してこなかった様々な事について
改めて考える機会を与え
心を大きく動かしてくれた物語だった。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

大好きな男の子に
「やめてくれや、あんなぶす」と言われた日から
きりこを取り巻く世界が
手のひらを返したように変わってしまう。

パァパやマァマの愛情を一身に受け
自分は自分である
という事実を素直に受け止めていたきりこだった。
彼女が赤ちゃんの頃から二人がずっと言い続けている
「世界一可愛いきりこ」という心からの言葉に加え
周りの大人達が同情の気持から苦し紛れにかける
誉め言葉のシャワーを浴びて育ったきりこは
自分が世界から愛されていることを信じて疑わなかった。

だから状況が一変してしまった時
ぶすとは一体どういう事なのだろう?と本気で悩む。
全く分からないのだ。
そもそも可愛い・醜いの一般的な基準がどこにあるのかさえ
考えたことも無かったのだから・・・

そしてそう言われた途端
人から辛くあたられるようになった理由も分からない。
人が自分以外の人とどう接するかを決める時
外見が判断材料になる事があるなどと露ほども思わず
自分の友達の顔に対しては
”それがその人の顔である”という事実以外に
何の意味も与えていなかったからだ。
それがきりこがきりこたる所以なのである。

”彼女は外見で人の価値を決めない”
そんな陳腐な言葉ではとても片づけることができない。
きりこにとっては自分は自分であり
友達の○○ちゃんは他の誰でもなく○○ちゃんであること
ただそれだけが大切な事実だったのだ。

きりこは(猫達もだが)
自分にとって価値あるものが何かを知っている。
知らないのは何故それが分かるのかという、一点だけなのだ。
ただ、価値あるものが周りの人のそれと違っていたがために
みんなの言っていることが理解できず
苦悩は深まるばかりだった。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

パァパとマァマに加えて
きりこが楽しかった時も辛かった時も
ずっとそばに居て支えていたのが黒猫のラムセス二世だ。

ラムセス二世はいつだってきりこそのものを見て愛していた。
そして、きりこが猫の世界においては大変優れた人間であり
それがどんなに誇らしいことか生き生きと話してきかせた。
~実際町内の猫達はきりこに憧れ、彼女をうっとりと見つめるのだ~

そしてきりこが他の登場人物との繋がり・出来事を通して
再び自分自身を発見し、理解する時が来るまで
余計な事は一切言わずに見守った。

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

最後にラムセス二世が
人間界の動物にまつわることわざについて
特に”猫”がつくそれらの使われ方について苦言を呈していた。
それはユーモアに満ちた名文だった。

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